2月2・3日に京都に観光に行く予定がある。
せっかくなので京都の節分イベントに行こうと思っているが、どこの神社仏閣がいいのか分からないので教えて欲しい。
そんなあなたに観光客が行きやすい、お勧めの節分行事や神社仏閣を紹介します。
節分イベント京都で行くならどこが良い?
京都は節分行事が多い土地ですが、その中でも人気の所と特徴的な所を合わせて5つ紹介します。
吉田神社
京都の節分祭といえば吉田神社!と言われるくらい有名な神社です。
露店が多数出ること、豪華な景品が当たるくじ付き福豆、追儺式、火炉祭など、いつ行っても何かしらの楽しみがある所が人気です。
京都の節分行事の中で人気ナンバー1なのも納得です。
ただ朝から晩までものすごい人なので混雑が嫌いな方には向かないかも。
壬生寺
吉田神社に次いで、京都の節分行事で名前を挙げる方が多いのがここです。
地元の京都の方は「一番人気は吉田神社ですが私は壬生寺に行きます」という人が多いです。
節分を題材にした狂言が上演されることで有名です。
節分当日は吉田神社と壬生寺を結ぶ臨時の市バスが出るので、体力に自信のある方は両方行かれてみてはいかがでしょうか?
八坂神社
人も露店も吉田神社や壬生寺に比べると少ないですが、こちらの神社は「これぞ京都!」な目玉があります。
祇園の舞妓さんが来て神前で舞を奉納するんですよ♪舞の奉納以外に舞楽や今様の奉納もあります。
その後、舞妓さんと年男さんたちによる豆まきが行われ雰囲気的にとても華やかです。
舞妓さんが「お化け」という仮装をして来られるので、普段と違う舞妓さんの姿も楽しめます。
こちらの神社でも福引券付きの福豆が販売されてます。
須賀神社
こちらの神社は少々…いや、かなり変わっておりまして、鬼の代わりに「懸想文(けそうぶみ)売り」が登場します。
懸想文とは今でいうラブレターのこと。
この懸想文を誰にも見られないように、たんすの中に入れておくと良縁に恵まれると言われており、これを目当てにたくさんの女性が訪れます。
美人になる、着物が増えるなどのご利益もあると言われており、特に女性におすすめしたい神社です。
千本釈迦堂
こちらは鬼追い行事「おかめ福節分会」で有名なお寺です。
「千本釈迦堂」は通称名で正式名称は「大報恩寺」です。
番匠保存会による木遣音頭奉納、そして節分厄除祈願法要の後、茂山社中による「古式・鬼追いの儀」が奉納されるのですが、これが他のところとは違って
「豆で鬼を撃退するのではなく、おかめ福の神が笑顔で鬼を改心させる」
という千本釈迦堂独特の鬼やらい行事となっています。
これがなかなかユーモラスな狂言でして、動きがとてもコミカルで笑ってしまいます。
最後には豆まきも行われ、なんというか全体的に「濃い」節分行事です。
地元色が強く観光客の方は少なめですが、なかなかにコミカルで楽しい節分祭なので、少し「濃いめ」の節分祭が見たい方は、ぜひコチラへ
5つの節分イベントを紹介しましたが、いかがでしたか?
「どこが良いのか決めかねる」というのでしたら、人気ナンバー1の吉田神社かナンバー2の壬生寺に行かれると良いでしょう。
この後、吉田神社・壬生寺、それぞれ見所をさらに詳しく紹介しますので、そちらも参考にして下さい。
吉田神社の節分祭りは屋台が多い&夜もやってる
吉田神社は疫神祭・追儺式・火炉祭と儀式が多いので、いつ行っても見所があるのですが、何と言っても屋台が見もの!
2・3日の両日には約800店の屋台が出店し、まるで夏祭りみたいというか「立ち食い祭り」になっているというか、見るのも楽しけりゃ食べるのも楽しいという、お祭り状態です。
どれくらいの規模なのか、どんな屋台が出てるか、こちらの動画でご確認下さい。
ね?楽しそう&美味しそうでしょ?
こういう屋台で食べ物買って、皆でワイワイと食べるのが好きな方にとっては、とても楽しいと思います。
ひとりで行くのはもちろん、家族や友人と行っても楽しむことが出来ますよ。
特に小さいお子様がいらっしゃるのなら、一番楽しみやすいと節分祭だと思います。
なんとこの屋台、夜の7時ごろまで(部分的には夜の9時ぐらいまで)やっているので、心ゆくまでご堪能くださいませ♪
壬生寺は節分の狂言が見所!
壬生寺では参詣者の厄除・開運を祈願し、壬生狂言三十番組のうち節分の豆まきにちなんだ狂言「節分」が演じられます。
一般的な狂言とは違って、一切のセリフを用いず無言で演じられるパントマイム形式の狂言になっているのが特徴です。
鉦(かね)や太鼓・笛の囃子はあるので、全くの無音ではないのですが、それでも独特ですね。
この狂言「節分」が、2月2日・3日の両日は午後1時から8時まで、計8回上演されます(無料公開です)
他の神社では節分に関する神事が行われるのは、だいたいが1日1回であるのに対し、どの時間帯でも見られるというのも、壬生寺ならではだと思います。
重要無形民俗文化財に指定されている「壬生狂言」を、ご覧になりたい方は、ぜひこの機会に行かれてみてはいかがでしょうか?
「文化財指定されてる狂言」というと、伝統的な堅苦しいものを想像されるかも知れませんが、これがけっこう笑えるものなんですよ。
思ってる以上にコミカルなものなので、肩肘張らず、かしこまらず、普通に楽しんで下さい。
「周りの屋台を楽しみつつ、演劇も楽しみに来た」くらいの気軽さで観てくださいね。
ちなみに、壬生寺は狂言の中で焙烙(ほうらく)を落として割る「炮烙割り」での厄落としも有名ですが、炮烙を落とすのは春の壬生狂言の中でのことです。
節分会では、炮烙に名前や生年月日を書いてを奉納するところまでしか出来ません。
炮烙割りが観たい方は、春の壬生狂言の際にも足をお運びになって下さいね。
まとめ
京都で行われる節分行事の中から人気のもの、独特の特徴があるものを紹介しましたがいかがでしたか?
それぞれの神社仏閣の持ち味みたいなのがあり、全く違った魅力があるので出来れば何度も足を運んで欲しいと思います。
この中でも一番人気の吉田神社、二番人気の壬生寺の節分祭は、規模も大きく楽しみやすいものなので、まずはこの2つのどちらか、あるいは両方を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
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