これからのお花見シーズンに桜をいっぱい撮りたいと思ってるのだけど、上手く撮影できない。
特に桜がピンクでなく白っぽく写ってしまう。
そんな悩みをお持ちのあなたに、桜がきれいに撮れるコツやピンクを鮮やかに写す方法を紹介しますよ。
桜をきれいに撮影するコツ
「順光」で自然光を利用する
「順光(太陽を背にした状態)」で撮りましょう。
またフラッシュを使うと、桜が白っぽくなってしまうのでキレイに撮れません。
できるだけ自然光で撮るようにしてください。
時間帯でいうと午前中の自然光の中で撮るのがおすすめです。
昼下がりの光の中で撮っても良いですが、午前に比べると光が赤っぽくなりなんとなく疲れた感じがします。
これ私自身も経験があるんですが、昼下がりの光だと暖かみはあるんだけど、その分爽やかさが減るんですよね(汗)
「春の爽やかな空気と青い空と淡いピンクの桜」みたいなイメージで撮りたいなら、午前中の光の下で撮りましょう。
デジカメやスマホアプリに「風景モード」みたいなのがあると思うので、それで撮ると良いでしょう。
奥行きを出そう
キレイな桜を見ると「このキレイさをアップで撮って、みんなに伝えたい!」と思う気持ちが強く、アップ画像ばかり撮ってませんか?
それをやると出来上がった画像(写真)は、図鑑みたいなものばかりになります。
私はこれもやらかしたことがあります(笑)
桜全体、桜のつぼみ、桜の花をアップで撮ったものを後で見ると、図鑑みたいで全く風情を感じませんでした。
こういう平面的な撮り方をせず、桜並木のような何本も木がある所で撮り、奥行きを出すようにすると「良い風景画」になります。
あとは青空を入れて青と淡いピンクの対比が出るようにして、桜だけのアップは避けるようにしましょう。
たくさん撮る
一枚の画像でベストショットを撮ろうとしないこと。
たくさん撮って、その中から一番キレイなものを選ぶようにしてください。
「数撃ちゃ当たる」方式でいきましょう(笑)
たくさん撮るだけでなく、アングルを変えたり「露出補正」や「ホワイトバランス」を調整しながら撮ると良いでしょう。
コンデジ・一眼レフ・スマホアプリなど、どれで撮ってもすぐに画像を確認出来るのですから、それを活かして微調整をしていきましょう。
全体を撮る、一部を拡大して撮る、なんていうのも良いですね。
同じアングルでも色んな補正や機能を使って撮ると別物になりますし、とにかく色んなパターンで撮るようにしましょう。
自分の癖を把握する
出来れば桜を撮る前に何度か風景画を撮ってみて、自分の癖を確認しておくと良いですよ。
また私の話なんですが、私は自分で「ちょうど良いな」と思った画像を後でみると、だいたい暗いです。
「もう一段階明るいほうが良かったな」って感じの仕上がりになってるんですよ。
その癖に気付いてからは、あえて一段階露出を上げています。
こういう感じに自分の撮影時の癖みたいなのを把握しておくと、後から見た時も納得の行く仕上がりになります。
桜を撮影するのに適した天気
桜をきれいに撮りたいのなら、天気が良い日に撮るのが一番です。
曇っていると自然光が利用できないし、桜の花が背景に溶けてしまって上手く写りません。
晴れた日の青空があってこそ、桜の淡いピンクが際立つんです。
ですから曇り空の日は避けるようにしてください。
どうしても曇りの日に撮りたいなら、空をあまり入れないようにしてアップ気味に撮りましょう。
または地上(緑の芝生)を写して桜とのコントラストが際立つように写しましょう。
桜を撮影する時にピンクを鮮やかに写す方法
桜は色が淡いというか、よく見るとかなり白いんですよね(ソメイヨシノなんかだと特に白い)
だけど私たちは勝手に脳内補正して「ピンクだ」と思い込みがち。
また人間の目には淡いピンクもきっちりと認識できますが、カメラの目にはそこまでの精度がありませんし、その場の環境の影響を強く受けてしまうので、普通に撮影すると「あれ…こんなはずじゃ」となってしまいます。
まずオートホワイトバランスで撮ってる人は、それを今すぐ止めてください。
ホワイトバランスを「太陽光(晴天)」に設定するか、その時の環境に合わせて手動調整してください。
その状態で青空のようなハッキリとした色のものとコントラストを作るようにして撮影すると桜のピンクがきれいに写ります。
また花の色が白く明るいので、画面全体を花で埋めると何となく薄暗い写真になります。
そういう時は露出補正を一段上げて(プラス補正)、明るくすると花の明るさや華やかさが出ます。
逆に白くなりすぎる場合は、露出補正をマイナスにすると色がハッキリと出ます(ただし全体の明るさは落ちる)
ホワイトバランスを微調整できるカメラならマゼンタを強くする方向に調整するのもおすすめです(これはスマホアプリだと出来ないかも)
こうやって色んな補正と調整をかけつつ撮った画像を確認し、補正の効果を確かめながら撮っていきましょう。
その上で仕上がりに満足できなかった時は、グラフィックソフトで修正していくのも手です。
ですがソフトでの調整より、その場のカメラやアプリでの補正する方が画像の仕上がりはきれいになります。
出来るだけ撮ったその場で微調整して、ベストショットを狙うようにしましょう。
まとめ
桜をきれいに撮るコツや調整の仕方を紹介しましたが、いかがでしたか?
これを元に少し練習して数多く撮るようにすると、一枚は「これ良い出来だわ!」というのが撮れるものです。
淡いピンクの桜を美しく撮れるよう頑張ってくださいね!


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