引越し先で固定電話の電話番号が変わるかどうかは、どこで調べたら良いのか。変更する場合はどういう手続きをしたら良いのかが知りたい。
そんなあなたのために、電話番号が変わる時の条件やその時に必要な手続きの仕方を紹介します。
引っ越しで電話番号が変わるかどうか知りたい
まず電話回線は大きく分けると「アナログ回線」「デジタル回線」「光回線」の3つに分かれます。
「光回線」以外の電話はほとんど「アナログ回線」と考えて大丈夫です。
なら何がデジタル回線なのかというと「ISDN回線」がこれに該当します。(2020年後半にはISDNサービス「INSネット」は終了予定)
ですからISDNか光回線以外の人は、アナログ回線だと考えてください。
これを前提にして話をすすめます。
アナログ回線・デジタル回線の場合
基本的にでアナログ回線・デジタル回線の電話番号を同一市区町村内で引越しをする方は、電話番号は変わりません。
ただし、この場合もNTTの収容局が異なる時は電話番号は変わります。
極端な話をすると、お向かいに引っ越したとしても、収容局が違えば電話番号は変わってしまうんです。
ですので、例え同一市区町村内であろうとも、電話番号が変更になるかどうか確認しておくことをおすすめします。
確認するためには局番なしの「116」へ電話するか、NTTのホームページで移転(電話のお引越し)の申し込みをすると折り返し電話がかかってくるので、その際に教えてもらえます。
ネット経由の申込みは時間を気にせず出来ますが、結局は折り返しの電話待ちをしなければならないので「116」の方が早く済むと思います。
特にNTT西日本は、問い合わせ方などの詳細が出ておらずイマイチ分かりにくいので、「116」の方が良いかと思います。
「116」に電話をするとオペレーターが出るので、
・電話の契約者名義
・現在の住所と新しい住所
・電話を取り外す日or新しい場所での取付け希望日
などを答えてくださいね。
116の受付時間は午前9時から午後5時までです。年末年始を除く土日・祝日も営業しているので比較的かけやすいと思います。
光回線の場合
光回線(IP電話)には、番号が050から始まるものと、03や06から始まる番号の2種類あります。
050の番号で始まる場合は、プロバイダを変更しない限りは、国内のどこへ引越しをしても電話番号は変わりません。
逆に言えばプロバイダーを変更すれば電話番号も変わります。
03や06の番号の場合はアナログ回線やデジタル回線と同じく、NTTの収容局が変わると、電話番号が変わります。
あなたが契約している会社に移転の連絡をして確認をしておきましょう。
電力系インターネットの電話サービス
eo光など電力系インターネットに付帯する電話サービスの場合も引越し先と現住所が同一市区町村内であり、NTTの収容局が同じである場合を除き、電話番号は変わります。
引越しの際の電話番号の変更手続き
引越しをするときは引越し前にNTT(116)に電話をして、移転することをを伝えます。
上記の問い合わせと同じくオペレーターに
・電話の契約者名義
・現在の住所と新しい住所
・電話を取り外す日or新しい場所での取付け希望日
などを聞かれるので、あらかじめ準備しておいてください。
ネットでの申し込みも同じですが、ネットで問い合わせる場合は「料金お支払方法」を聞かれる場合があります。
ちなみに対象エリアですが
上記の地域が「NTT東日本エリア」となります。
上記以外の地域に引っ越しをする方は、NTT西日本で手続きをする必要があります。
ネットで申し込むと混雑時は折り返しの連絡が来るまで時間がかかることがありますし、対象エリアも気にしないといけないので「116」で聞くのが一番手っ取り早いと思います(116は対象エリア関係なし)
番号が変更になる場合は、新電話番号の候補を3つ挙げられるので、その中から好きなものを選べます。
ここまでくれば、先方の内部での工事になるため、こちらは電話機を持って引越し先に移動するだけですね。
引っ越し料金
固定電話の引越し費用は、2,000円~10,000円くらいとなっています。
引越し先に電話線が引かれている場合は、電話線を引くための工事が必要ないため2,000円程度になります。
引越し先に電話線が引かれてない時は、そのための工事が必要となるので10,000円ほどになります。
引越ししても電話番号を変えたくないなら転送すると良い
同一市区町村内外へ引っ越しをする場合は、電話番号は変更となってしまいますが、どうしても変えたくないのであれば転送サービスを使うという手があります。
NTTのボイスワープというサービスを使えば、引越し前の電話番号から引越し後の電話番号へと転送できるので、対外的には番号の変更がありません。
ただし、引越し前の電話番号(と場合によっては住居も)維持しなくてはいけないし、旧番号→新番号への通話料金も負担する必要があり、あまり現実的な手段ではありません。
さすがにここまでして、元の電話番号を維持したいという方が居るとも思えません。
可能ではあるけれど、よほどの事情がない限りはおすすめできない手段です。
まとめ
基本的にどの種類の回線を使っていても、NTTの収容局が同一でない限りは電話番号は変わってしまいます。
固定電話がある方は、電話番号の変更ありきで最初から手続きの用意をされてた方が良いでしょう。
引っ越しシーズンは問い合わせ・工事の依頼が殺到しますので、なるべく早く手続きをされることをおすすめします。
その他、引越し関連の疑問がある方は以下の記事も参考にしてください
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