窓用エアコンは「ひとりで簡単に取り付けることができますよ」って言うけど、女性ひとりでも取り付けられるの?
なんかコツがあるなら教えて欲しいというあなたに、実際に窓用エアコンをひとりで取り付けした私が体験談を元に教えます。
窓用エアコンの取り付けは女性一人でできる?
ハイ、出来ます。実際に私はひとりで取り付けしました。
ちなみに私は40歳代の女性で筋力もごくごく一般的です。
身長も150cm代前半と低いため、身体能力的に優れていることはありません。
また機械に詳しいわけでもありません。
それでも窓枠の取り付けとクーラーの設置は30分ほどで出来ました(その後のパッキンの調整の方が時間かかりました)
窓用エアコンに同梱されている取り付け説明書をちゃんと読むこと、最低限の工具さえ揃っていれば女性ひとりでも取り付けは可能です。
- 窓までエアコンを運ぶのが大変そう
- 箱からエアコンを出すのが大変そう
という方も居ますが、私が買ったコロナの窓用エアコンは箱の底が発泡スチロールになっていて、両手で押せば簡単に床上を滑ったので移動には困りませんでした。
この発泡スチロール(底)を裏返したところです。滑りやすいようにわざわざ発泡スチロールに薄い段ボールのようなものがが貼られてます。
箱をくくってるPPバンド(ナイロン紐)を切って、そのまま箱を持ち上げれば発泡スチロールの台に固定された状態でエアコンが出てきます。箱からクーラーを出すために持ち上げる必要もありません。
設置する場所までの移動や設置前に箱からエアコンを出すために、特に筋力は必要としないのでご安心を
(ただし先にナイロン紐を切っちゃうと底が抜けて運びにくくなるのでご注意ください)
例え底が発泡スチロールでなくても普通に両手で押せば動いてくれる重さなので、特に問題はなかったです。
問題になるとすれば
- 部屋が畳で箱が滑らない
- 一階から階段で二階の部屋に持っていかなきゃいけない
といった条件ですね。
これだと女性ひとりの取り付けはかなり難しい(自力でクーラーを運べない)ので、設置料金を支払って取り付けてもらうか誰かに手伝ってもらう方が良いでしょう。
窓用エアコンの取り付けのコツは?
取り付け説明書か動画を観ておく
取り付け説明書や動画などで全体の流れを予習しておきましょう。
個人的には付属の説明書よりも動画の方が分かりやすかったです。
これで全体の流れの把握と、用意すべき道具をあらかじめ用意しておくと作業がスムーズにいきます。
必ず一度は観ておいてください。
あなたが購入する予定のメーカーの動画を見るのがおすすめです。
椅子やベッドなどクーラーを置く台を用意しておく
平均身長の女性だと、一度で窓枠の高さまでクーラーを持ち上げるのは無理です(170cm近い方ならいけると思います)
窓枠が低い位置にあれば良いのですが、一般的な高さの窓だと肘を曲げた状態で高いところまで持ち上げて窓枠にはめるという動作は出来ません。
クーラーを持ち上げるだけならともかく「肘を曲げた状態で上の方にある窓枠にクーラーを持ち上げて置く」となると、腕にかかる負担がかなり大きくなるからです。
考えてみてください。
自分の肘(というか腰)より上の高さのテーブルに荷物を置くのは大変ですよね?下手するとつま先立ちで不安定になるし、抱えてる物の重さがモロに腕や肘にかかって痛いし。
でも逆に肘(腰)より下の位置に抱えてた荷物を下ろすのは苦もなくできますよね?
だから、窓枠より自分が高い位置に立ち、そうして「上から(肘や腰より)下に向かって置く」ような位置どりをすることが大事になります。
そのために「一度ある程度の高さの台に置き、そこに自分も立ってさらに持ち上げる」ことが大事になります。
そのための台として椅子などを用意しておいてください。
必ず「自分もその上に立ち上がれるスペースがある」ものにしてくださいね
この後の体験談では椅子を使った取り付け方を説明します。
窓用エアコンの取り付けを自分でやってみた体験談
窓枠は動画や取扱説明書をきちんと観ていれば何の問題もなく取り付けられるはずなので、ここでの説明は省きます。
問題は窓枠にエアコン本体をはめこむことです。
さきほど説明したように低い位置に窓がない場合は、一度で窓枠の高さまでクーラーを持ち上げるのは無理なので
- 取り付ける窓の前に椅子などの台を置き、そこにエアコンを一度置く
- 台の上に自分も立ち再度持ち上げなおして取り付け位置に置く
という感じに2段階に分けて設置します。
まず設置前に箱ごとエアコンを窓の近くに移動しておき、箱から出しておきます。
そして椅子やベッドなどの「一度持ち上げたクーラーを置ける台」を取り付ける窓の前に置きます(背もたれがあるなら背もたれを窓側に置く)
私は大きめの背もたれ付きの椅子を用意しました。
背もたれがガッシリとした椅子にしておくと、置いたクーラーを持たれかけさせる事ができて良いですよ。
そして一度クーラーを持ち上げて、椅子の上に置きます。
クーラーは真ん中あたりを抱え込むように持ち、少し背をそらして自分にもたれさせるように持つと、わりと楽に持ち上がります。
次にクーラーを載せた椅子の上に自分も上り、そのまま椅子の上に載ったクーラーを持ち上げて窓枠に設置しました。(持ち上げる時は先ほどと同じくクーラーの真ん中あたりを持つ)
こうすると「窓枠より高い位置にクーラーを持って立った状態」になり、取り付け枠に「上からクーラーを下ろす」ようになり、楽に置けます。
先ほども説明しましたが、自分の肘より上の高さのテーブルに荷物を置くのは大変だけど、肘より下の位置に抱えてた荷物を下ろすのは何なくできますよね?
そうなるよう、椅子に乗って自分が高い位置になるように調整したわけです。
自分も椅子の上に乗ることで、クーラーの下部ではなく真ん中を抱え込むように持てることも楽になったポイントだと思います。
私が「自分もその上に立ち上がれるスペースがある台」を用意してくれと書いたのはこのためです。
こうしてエアコン本体を持ち上げ、取り付け枠に本体を載せることが出来れば、ほぼ取り付けは完了です。
その後の「エアコン本体の上部を窓枠に押し込む」のは苦もなく出来るので、枠に載せさえすれば設置完了目前です。
きちんとエアコン固定ネジをしめてクーラーを固定してください。
あとは窓用パッキンを貼り付けたり、補助カギをつければ完成です。
窓につける補助カギはメーカーによっては、電動ドライバーを使って取り付けるものがあります。
これをつけるのが難しい方は「サッシ用補助カギ」を購入することをおすすめします。
check サッシ用補助カギ
これなら窓枠に穴をあけるこなく簡単に設置できますよ。
まとめ
窓の近くに「一度持ち上げたクーラーを置けて、かつ自分も乗れる台」さえあれば、女性ひとりでも窓用クーラーを設置することは難しいことではありません。
必要な道具を準備した上で落ち着いて行動すれば何も問題ありませんよ。
ただし無理は禁物です。
作業中に「床から持ち上げるだけでも一苦労」だと感じたら途中で中断し、誰かに手伝ってもらうようにしましょう。
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