赤ちゃんが寝ている時に咳をしているようなので風邪を引いたかな?と思ったけど、朝起きた時はケロッとしているので風邪ではないようだ。
先輩ママさんに相談したら「それ空気の乾燥が原因で咳き込んでるんだと思うよ」と教えてもらった。
そこで寝室に加湿器を置いて空気の乾燥を防ごうと思うのだけど、赤ちゃんがいる寝室に置く加湿器ってどんなのが良いのか、どこに置けば良いのか分からない。
そんなママさんに赤ちゃんがいる寝室に置く加湿器のおすすめを紹介します。
赤ちゃんのいる寝室で使う加湿器でおすすめなのは?
「赤ちゃんが居るから音がうるさくなくて、高い所に置いておけるものが良いよね」と、雑貨屋さんで売られているような小さな加湿器を買う方がいらっしゃいますが、それはおすすめしません。
そういうものは加湿機能が弱く「買ったけど全然部屋が潤わなかった」という方がほとんどです。
まだ寝室に洗濯物を干した方がまだマシだったなんて方もいらっしゃるくらい(実際、洗濯物の量が多ければそちらの方が湿度が上がります)
ちゃんとした、という言い方は変ですが、雑貨ではなく家電の加湿器を買いましょう。
その際、湿度設定器がついて、かつ現在湿度が表示されるものを選ぶようにしましょう。
人間の体感湿度というのものは当てにならず、湿度が低いと感じていても実際はわりと高かったなんて事も、その逆もあります。
湿度が高すぎるとカビや雑菌が繁殖しやすくなりますし、低すぎると風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
どちらも防げる湿度50~60%、温度22℃を保てるように加湿器を使うのがベストです。
そして夜は加湿器の自動機能を使って温度と湿度を保つようにしましょう。
こうしておけば赤ちゃんの喉や肌の乾燥も風邪も防げますよ。
出来れば加湿器とは別に湿度計を買っておき、赤ちゃんが居る場所の湿度がちゃんと保たれてるか確認してください。
加湿器を使っていれば部屋の中のどこもが絶対に同じ湿度と温度に保たれているとは限らず、けっこうな差が出ることがあります。
ですので、一度赤ちゃんが寝ている場所の付近の湿度と温度を測り、ベストな状態に保たれているか確認しておくことをおすすめします。
寝室の広さに合ってない容量の加湿器を使っている場合は、加湿が過ぎたり、逆に足りないという事が起こりやすいので、きちんと部屋の大きさに合った加湿器を買うようにしてください。
加湿器の選び方 寝室に置く場合
赤ちゃんと一緒に寝るのでしたら、上記の条件に加え「音が静かで安全なもの」を選びたいところですが、これが難しい。
加湿器にはタイプ別の特徴というものがあり、それぞれに長所と短所を持ち合わせています。
例えば熱くならないが加湿力は低い、加湿力は高いが電気代が高くなる、などです。
各タイプの長所と短所を書いていくので、これらを理解した上で、どのタイプの加湿器を置くか選んでください。
超音波型
水槽内の水を超音波による振動で水を細かい霧状にして放出して加湿する
長所
- 電気代はとても安い
- 加湿能力は温度や湿度に左右されない
短所
- 細かい霧状=とても小さな水滴なので、放出後に重力で落下した後は床や布団が濡れる。これを防ぐためには暖房機器のすぐ近くで使わなければならない。
- 水と一緒に雑菌も放出されるので水槽内の掃除をこまめに行う必要がある
気化型
濡れたフィルターの後ろから風をあてて蒸発させている(要するに洗濯物の後ろから風をあてているような状態)
長所
- 熱くならないのでやけどの心配がない
- 床が濡れるようなことがない
- 電気代は一番安い
短所
- 加湿力が低く、部屋の広さによっては意味をなさないこともある
- 室内の湿度と温度に影響されやすい
- 超音波型と同じく加熱されないため、雑菌が繁殖しやすい
- 水やフィルターのこまめな清掃が必要
ヒーター型(加熱型)
ヒーターで水を沸騰させて水蒸気(湯気)を出して加湿する
長所
- 加湿能力が高い
- 比較的本体価格が安い
- 水を熱で蒸発させるので雑菌やカビの胞子も除去できる
短所
- 蒸気が熱くやけどの危険がある
- 音が大きいので音が気になる人には向かない
- 電気代がかかる
- クリーニングフィルターをこまめに交換する必要がある
ハイブリッド型
「超音波+ヒーター型」「気化式+ヒーター型」など2種類以上の方法を組み合わせた加湿方法
「気化式+ヒーター型」のものが人気なので、ここではこれを基準に説明します。
湿度によって気化式加湿とヒーター式加湿を自動調整している
長所
- 気化型ほどではないけど省エネ
- 蒸気の温度が低めなため、やけどの心配があまりない
- 蒸気が床に落ちる前に蒸発するので床や布団が濡れない
- 濡れたフィルターの後ろからあてる風をヒーターを使って温風にしているため気化式より加湿力が高い
短所
- 室内の温度湿度に影響されやすい
- 本体価格が高め
- 音が静か
- 部屋の湿度が高めの場合、気化式加湿運転が続くことになり雑菌が繁殖する
- 水の交換・フィルター清掃をこまめに行う必要がある
各加湿器のタイプ別の特徴と長所・短所の説明は以上となります。
それぞれ一長一短という感じですが、赤ちゃんがいるということと寝室で使うということを考えるとハイブリッド式か加熱式のどちらかをおすすめします。
電気代・こまめな清掃・熱くなるかどうか・音の大きさ、これらのうちどれを取るか(どれをデメリットと感じるか)を考えて、加湿器を選ぶと良いでしょう。
加湿器の寝室での置き場所
赤ちゃんが動けるようになると加湿器に興味を持って触り、そして倒すようになります。
ヒーター式のように熱くなるものはもちろん、そうでないものも、赤ちゃんが触れない場所に置きましょう。
一番良いのは、赤ちゃんが触れないような高い場所に置くことです。
一般的に部屋の加湿を効率的に行うのに良いとされる高さが70cm~1mなので、それくらいの高さの棚などに置くと良いでしょう。
部屋に出窓がある方は、そこに置くと良いですね。
「大きな加湿器を高いところに置くのは危ないから嫌だ」という方は、床に置いた加湿器の周りをストーブフェンスのようなもので囲ってしまいましょう。
他にはゲージを利用する、100均のワイヤーネットで自作するなんて手もありますよ。
あとコンセントも赤ちゃんから手が届かない、見えない位置におくようにしてくださいね(引っ張ったりして危険です)
結露が出るので窓の近くに置くのはやめましょう。またカーテンの近くに置くのも避けてください。
まとめ
加湿器選びに設置場所に…と色々と決めなきゃいけないことがあり大変だと思いますが、これも赤ちゃんの健康のためだと思って頑張ってください。
あなたの生活サイクルや赤ちゃんの様子を見て、どのタイプの加湿器が最適なのかを考えて選んでくださいね。
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