一人暮らしだから簡単に済むと思ってた引越しの荷造りが全然終わらない。
効率よく進められるコツみたいなのがあるのなら誰か教えて欲しい!…と切実に困っているあなたに効率の良い荷造りのコツを教えます。
荷造りが進まないのは、しっかりとした基準がないからです。基準さえあればサクサク進みますよ。
引っ越しの荷造りの効率の良いやり方とは?
徹底的に捨てる
荷造りを効率よく進めるために最も必要なことは不用品を捨てることです。
最近着ていない服、なんとなく置いてるけど全く使ってない物、もったいないというだけで捨ててないもの。
これらを片っ端から捨てるんです。
「いつか使う」は「ずっと使わない」と考え、徹底的に処分してください。これだけで荷物が3割近く減り、荷造りをする荷物の量が減ります。本格的に荷造りするのは、それからです。
そして「滅多に使わないもの・季節もの」から順に荷造りをしていきます。
具体的にどういうものを詰めていくかは以下の記事を参考にしてください。
荷物を詰め終わった箱は押入れに入れる
荷物を詰め終わった後のダンボールは、部屋の隅にどんどん置いていってください。
そして押し入れにスペースが出来たら、そこに入れるようにしていってください。
押し入れに入れられなくなったら部屋の片隅にまとめて積んで置くようにしましょう。
「押し入れに入れなくても部屋の隅に置いておけば良いじゃない」と思うかも知れませんが、それをやってると気がつくと部屋が荷物でいっぱいになって生活スペースがなくなります。
他にも
- 引越しの荷造り作業をするスペースがなくなる
- 部屋の入口がふさがる
- 何かの拍子にぶつかって積み重なったダンボールが落ちる
など、作業の効率は落ちるわ、ストレスは溜まるわと、ろくなことがありません。
面倒でも荷物は押入れなど、ふだんの生活の邪魔にならないところに入れるようにしてください。
荷物を保管しておく部屋が他にあるなら、そこに置いておけば良いですが、その場合は奥の部屋から荷造りをはじめ、そこに荷物を置くようにしてください。
棚・タンスの中身をそのままに段ボールに詰める
段ボールの数に余裕がある方は、棚やタンスに入っているものを、そっくりそのまま段ボールに詰めてしまいましょう。
いちいち仕分けせず荷物を詰めるだけになる分、さっさと荷造りが終わります。「タンスの一段目の箱」「二段目の箱」というように、現状そのままで荷造りするように頑張ってください。
新居で荷解きする時も「この棚には何が入ってたっけ?」と考える必要がなく、段ボールの中身をそのまま入れるだけで済みます。
なんだったら棚やタンスの引き出しごと段ボールへ入れてしまえば、荷造り・荷解きの両方がめちゃくちゃ楽になります(これが出来ちゃう人は限られる方だけでしょうけど)
これが無理なら最低でも「部屋が同じもの」を固めて詰めるようにしてください。
そして箱の側面に「どこの何を詰めたか」を、分かりやすいように書いておきましょう。
重いものは小さな箱に、軽いものは大きな箱に
本や食器類など重いものは、大きな箱に詰めるだけ詰めてしまうと、とんでもない重さになってしまいます。
引越し業者の人ですら運ぶのに困るような重さになってしまうので、こういったものは小さな箱に入れるようにしてください。
一度に運んだ方が引っ越しが早く済んで楽なように思えて、ついつい荷物を詰め込んでしまいがちですが、小さめの箱を何回も運んだ方が体力的にも楽ですよ。
重いものほど「両手を広げず持てるくらいの大きさの箱」に詰めるようにしましょう。
なるべくきっちり詰める
隙間がありすぎると段ボールを重ねて置いた時につぶれてしまうので、なるべくきっちり詰めるようにしましょう。
そう神経質にならなくても良いのですが、隙間が多いとその分、箱数が増えてしまいもしますし、なるべく隙間のないように詰めましょう。
その隙間埋めのために新聞紙を詰めると良いと言われてますが、新聞紙のインクが荷物についてしまうので裏が白いチラシかコピー用紙を用意しておくと良いでしょう。
お皿を包む時の紙も、新聞紙はインクがついてしまうのでコピー用紙を使うことをおすすめします。
引越しの荷造りでガムテープの便利な使い方と注意点
ガムテープを部屋ごとに色分けする
今、ガムテープはカラーのものがたくさんあります。
このカラーガムテープを搬入先の部屋ごとに使い分けます。
例えばAの部屋なら赤、Bの部屋なら青というように部屋ごとに色を分けて貼るようにします。
こうすることで「この色のガムテープはこの部屋に搬入するものだ」とひと目で分かるようになり、搬入作業がスムーズに進みます。
あらかじめ部屋の見取り図を数枚コピーしておき「赤はAの部屋・青はBの部屋」と書いておけば、当日混乱することもありません。
引越し業者の方にその見取り図を渡しておけば、何も聞かれずどんどん搬入してもらえるようになるので楽ですよ。
ポイントは段ボールに貼る時に、わざと長めに貼って積み重ねた状態でも見えるようにしておくことです。
種類ごとに色を分ける
先ほどのカラーガムテープを部屋ごとではなく種類ごとに分けても便利です。
食器・本・雑貨・バス・トイレ用品など種類ごとに色を分けておくと、後で物を探す時に見つけやすくなります。
「すぐに使うもの」・「壊れ物」・「そのまま押入れに入れるもの」などで色を使い分けるのも便利ですよ。
あなたなりの基準を決めて色を変えるようにしてくださいね。
ガムテープは十字貼りにする
段ボールの底は構造上、中心部分に最も圧力がかかります。底が抜ける時はここが破れてるんです。
ですので、中心部を補強するようにガムテープは十字貼りにしておきましょう。
底の長さピッタリではなく、側面にはみ出るくらいに貼るようにしてくださいね。
たまに箱の縦に貼った後、両端を角から角へ貼るという「H貼り」をする人が居ますが、この貼り方だと大して強度は上がりません。
また、H貼り方をすると荷物を持ち上げた時に手が滑りやすくなるので、H貼りではなく十字貼りにしましょう。
さらに強度を上げたい時は、縦に1本、横に2本の「キ貼り」にしましょう。
引越しの荷造りの時のダンボールの良い使い方と注意点
上と4側面全てに中身を書く
荷造りの際「どこの・何を詰めたか」を段ボールの4側面全てに書いておきましょう。
こうしておけば段ボールを積み上げた状態でも、どの箱に何が入っているのかひと目で分かります。
中身は出来るだけ細かく書く
中に入っているものは、出来るだけ細かく書くようにしましょう。
大雑把に書いてしまうと「あれはどこに入れたっけ?」と、結局全部の箱を開けるはめになりがちです。
また引越し後すぐに開封して乾燥させておきたいものなども、どこに入ってるか分からなくなると困ります。
引越し後の荷解きをスムーズに済ませるためにも、出来るだけ詳細に書いておきましょう。
余裕がある方は「すぐに開封する必要があるもの」「一段落したら開けるもの「そのまま開封しなくとも困らないもの」をランク付けしておくと良いですよ。
面倒な作業ですが、こうしておけばすぐに必要なものを取り出せますし、逆に必要のないものは後回しにすることが出来ます。
上下逆に詰めない
段ボールの上下逆(柄が逆さまな状態)で荷物を詰めないようにしましょう。
柄と上下逆に荷物を詰めた場合、どっちを上にして運ぶのかいちいち確認しなきゃいけなくなります。
数が少なければこの確認作業も大したことがありませんが、数が増えればその都度、確認するのはとても面倒です。
慌ただしい作業の中、上下を間違ってしまい、中の荷物が破損したなんてことにもなりかねません。
スムーズに作業を進行させるためにも、間違って破損させないためにも、ちゃんと上下が正しい状態で箱詰めするようにしましょう。
まとめ
まず不要なものを捨て、部屋ごと・種類ごとにまとめて荷造りするようにすると、荷造りのときだけでなく荷解きの時も楽になります。
箱の中身を書いたりガムテープを色分けしたりと面倒な作業も多いですが、ここで手をかけるかどうかで引越し中・引越し後の作業が楽になるので、ひと手間かけるようにしてくださいね。
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