
現在、妊娠中なんだけどインフルエンザの予防接種を受けるか迷ってる。
妊娠中に予防接種したことで胎児への影響があると困るし…。
でも妊娠中にインフルエンザにかかってしまっても、これはこれで胎児に影響が出そう。
妊娠中は予防接種を受けた方が良いの?それともダメなの?
そんな悩みをお持ちの妊婦さんの疑問を解消します。
インフルエンザの予防接種は妊婦は妊婦が受けても良い?
妊婦さんもインフルエンザの予防接種は受けられます。
妊婦さんは予防接種を絶対に受けなきゃいけないわけではないし、絶対受けちゃダメというわけでもありません。
基本的には自己判断に任せられます。
ですが現在の主流としては、受けることを勧められることの方が多くなっています。
昔は妊娠中のインフルエンザ接種による調査資料不足や、妊娠中は流産の危険性が高いことから、妊娠中の予防接種はしない方がいいと考えられていましたが、今は妊娠初期13週くらいまでの流産しやすい時期を除いて受けるように勧められる事が多いです。
何故かと言うと、ワクチンを体内に入れるリスクより、インフルエンザにかかった時のリスクの方がはるかに高いからです。
妊娠14週以降の胎児の主要な器官が出来上がった以降は胎児に影響はありませんし、いざインフルエンザに感染した時に、妊婦は重症化しやすいんです。
実際に新型インフルエンザが流行した時に海外では妊婦の死亡例が多数報告されています。
妊娠28週以降は、インフルエンザ感染によるリスクが高くなるようなので、接種しておいた方が良いでしょう。
実際に、妊娠中にインフルエンザにかかってしまった方の声を聞くと
というようなものもあります。
胎児への影響が心配な気持ちも分かりますが、むやみやたらと怖がり、避けられるリスクを避けないのは、これはこれで問題です。
インフルエンザの予防接種を受ける上で不安があるなら、医師にきちんと説明してもらって、その上でどうするか決断しましょう。
インフルエンザの予防接種による副作用は?
妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けることで、胎児に影響が出たら…と心配される方が居ますが、現在はワクチンの安全性と有効性が証明されています。
日本産科婦人科学会のサイトにも
とあります。
ただし、妊娠してるかどうかは関係なく、100万人当たり2~3人は重篤なアナフィラキシーショックが起こります。
ですので、予防接種後の30分は様子見で病院に残り、その後24時間は何かしらの体調不良が出ないか注意しておきましょう。
また、卵アレルギーの方はワクチン接種は受けられません。
そして以下のような対応が推奨されています。
- 発症(発熱)したら、ただちに抗インフルエンザ薬(タミフル)を服用(1日2錠を5日間)するよう指導します。
- 罹患者と濃厚接触した場合には、ただちに抗インフルエンザ薬(タミフル、あるいはリレンザ)を予防的服用(10日間)するよう指導します。
卵アレルギーがある方は、かかりつけの病院で上記のような対応をすぐにとってもらえるよう相談・確認しておきましょう。
また、いざという時慌てないように、これらの情報をメモしておきましょうね。
まとめ
インフルエンザの予防接種を受けても絶対にかからないというわけではありません。
けれど予防できるものならしておくにこしたことはないので、医師に相談の上、予防接種を受けておきましょう。
色々なリスクを考えた上で受けないと決めた方は、感染時の対応をすぐに出来るように準備しておきましょう。
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