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おせち料理の意味や由来は?関西と関東の違いはなに?

冬の行事

おせち料理にはひとつひとつ意味や由来があります。

なら、おせち料理の中身に違いがある関西と関東では意味も違うのか。そもそも、一体どこに違いがあるのか。

これらを分かりやすくまとめました。

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おせち料理の意味 関西と関東の違い

いくら関西と関東に違いはあれど、おせち料理そのものの意味や由来に違いはありません。

おせち料理は、季節の変わり目に年神様へお供えする料理であり、同時に五穀豊穣、一家安泰、子孫繁栄など家族の幸せを願う縁起物の料理です。

そのため使われる食材や具材には一つ一つに縁起の良い意味があります。

また、おせち料理の「重詰め」にも「めでたさを積み重ねる」という意味が込められており地域によって差はありますが三段重や四段重が基本です。

そして一の重が最も重要な意味を持ちます。

いわば、おせち料理の要ともいうべきものが一の重に入っているからです。

…ここまでは関西も関東も共通しています。特に意味や由来に差はありません。

ではどこが違うのかと言うと、一の重に入っている「祝い肴三種」が違うんです。

祝い肴三種とは「豊作、子孫繁栄、勤勉・健康と三つの願いが込められた料理」のことで、これさえ揃っていればおせち料理としての体裁が整うと言われるものです。

逆にこの祝い肴三種がなければおせち料理として成り立ってないとされておりいわばおせち料理の要ともいうべきものです。

その「祝い肴三種」の三品がそれぞれ

  • 関西:数の子、黒豆、たたきごぼう
  • 関東:数の子、黒豆、田作り(ごまめ)

となっており、最後の一品が違うんですよ。

数の子と黒豆の2つは関西・関東共通なんですが(この2つはだいたいどこの地域も共通してます)何故か、たたきごぼうと田作りだけ違うんです。

しかも、それぞれの持つ意味や由来も違います。今からそれらを詳しく紹介していきますね。

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おせち料理の意味:たたきごぼう

土の奥深くまで細く長く根を張るごぼうは「家がしっかり根付く、安定するように」という願いが込められています。

また昔から薬として使われてきたことから無病息災の意味も持ちます。

柔らかく煮たごぼうを叩いて開くという調理法から「開運」の縁起も担がれてます。

…ちょっと欲張りすぎじゃないかってくらいに色々と願いが込められてますね(笑)

おせち料理の意味:田作り

田作りはイワシの稚魚(ちりめんじゃこやシラスのこと)を甘辛く煮込んだ料理で豊作を願うものです。

「ごまめ」とも呼ばれていますね。

これは昔、イワシを田んぼの肥料にしたらお米が大豊作だったという逸話から来たものです。

その時、五万俵ものお米が収穫できたことから、「五万米」がなまり「ごまめ」とも呼ばれるようになりました。

調理時にしわが出来るまでしっかり煮るのですが「しわが出来るまで長生きできるように」という長寿の願いが込められています。

まとめ

この他、関西のおせち料理には「睨み鯛」と呼ばれる鯛の塩焼きを元旦に飾る風習があるということ。

関西では鰤が正月の魚なのに対し、関東では新巻き鮭などの違いもあります。

所変われば願いも変わるし、風習も変わるということなんでしょうね。

それぞれの土地に根ざす文化の違いが表れておりとてもおもしろいものですね。

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